歯根膜(しこんまく)

periodontal ligament

歯根歯槽骨の間に介在する軟組織。厚さ0.2〜0.3ミリ。
歯根は、歯根膜の中の繊維によって歯槽骨と連結されています。顕微鏡レベルで見ると、歯は骨に完全に固定されているのではなく繊維によって骨と結されているので、健康な状態の歯でも、力をかけるとわずかに揺れます。(0.2mm程度)このわずかな「揺れ」が、歯にかかる力を緩衝して骨に伝える役割を担っています。
歯根膜には、歯根膜繊維の他に、神経や毛細血管なども含まれています。歯に弱い力をかけると、歯根膜の中の毛細血管に充血やうっ血が起きます。充血やうっ血が継続すると、歯根の周りの歯槽骨に骨吸収や骨添加が起き、結果的に歯が動きます。
矯正治療では、このような歯根膜と歯槽骨のはたらきを利用して歯を動かします。

 

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