EBM(いーびーえむ)

evidence-based medicine

根拠に基づいた医療。
それぞれの患者さんにとって最適な治療となるように、統計調査や疫学調査などの科学的根拠に基づいて、治療方法を選択すること。
当たり前のことようですが、1990年代から提唱されるようになった概念です。
同じ治療行為であってもその結果は患者さんにより異なることも多く、そのような状況の中で最善の選択をするために、医療行為の効果や副作用などをきちんとした手順で評価したものを根拠として治療行為を選択していくことが重視されます。
現代の医療の基本姿勢をしめす言葉のひとつです。
矯正治療では、1940年代にTweedが「矯正治療の治療結果と予後が良好な患者100名」について評価した結果、「歯列矯正では下顎の前歯を適正な角度にするべき」との結論に達し「適正な角度」の範囲を示しています。これに基づいた「Tweedの抜歯基準」は現代の歯列矯正の礎となっており、抜歯/非抜歯の判断基準のひとつとして現在も利用されています。

 

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