バクシネーターメカニズム

baccinator mechanism

歯列(歯並び)は、常に内側から舌の力をうけています。これに対して頬筋や口輪筋など、歯列の外側から包み込む力でバランスをとっているという考え方です。
歯は力を受けた方向に動いていくものなので、舌の力の方が強すぎれば歯ならびは外側に広がり、場合によって空隙歯列になってしまいます。逆に唇など外側から受ける力が強すぎれば歯は内側に傾斜して狭窄した歯列になります。
したがって歯並びやかみ合わせの安定には、口の周囲の筋肉のバランスがとても大切になります。そのため矯正治療では、歯ならびやかみ合わせに悪影響をおよぼす「」の除去が非常に重要で、とくに成長期にはこれらの口腔周囲の力のバランスと相まって顎の骨や歯ならびが成長していくため習癖に関する指導や練習がとても大切になります。
成人の方であっても良好な歯ならびの安定のためにバクシネーターメカニズムのバランスが重要なことは言うまでもありません。

 

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