インビザライン
Invisalign
代表的なマウスピース矯正のひとつです。
インビザラインは、CAD/CAM技術を使用して、歯列矯正の最初から最後までの歯の動きを予測・計画してマウスピースを製作します。この手法により、従来では困難だった、透明なマウスピースによる本格的な歯列矯正が可能になりました。(マウスピース矯正の性質上、従来のマウスピース矯正は部分矯正に限定されていました)
不正咬合の程度によってはブラケットを装着する必要がなく、または、ブラケットの装着自体を見えない部位に限定したり、または著しく短期に短縮した歯列矯正が可能です。
インビザラインでは、0.25mmずつ形状を変えたマウスピース(アライナーといいます)を、2週間ごとに新しいものに交換して使用することにより、すこしずつ歯を動かします。
2週間で0.25mmというと移動量が少ないように感じるかもしれませんが、手作業ではなくCAD/CAMにより3次元的な歯の移動の最短距離を計算して装置が製作されているため、結果的に能率よく短期に歯は移動されます。また解剖学的な見地から、正確な歯の移動のためには0.25mmという仕様が大切だとされています。
インビザラインでの治療の成否は装着時間の長さによるところが大きく、毎日のアライナー装着時間は20-22時間以上が必要です。
インビザラインに限らず、マウスピース矯正による歯列矯正は、ブラケット装置を使用した歯列矯正と比較すると、まだまだ万能ではありません。そのため、より複雑な歯列矯正、永久歯の抜歯を必要とするような治療などでは、見えない部位に部分的にブラケットを装着したり、最後の仕上げに短期的に全体にブラケットを装着するなどの工夫を併用する場合もあります。
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