思春期最大成長(ししゅんきさいだいせいちょう)

pubertal growth spurt

思春期のもっとも身長が伸びる時期をいいます。
個人差はありますが、女子では小学校高学年ぐらい、男子では中学生ぐらいに年間10cm近く身長が伸びる時期があります。下あごの成長時期は身長の伸びと一致しているので、思春期最大成長の時期には下あごも大きく成長します。上あごの成長は10際頃で概ね終了しているので、大きく顔のバランスが変わっていく時期でもあり、子どもの顔からおとなの顔に変化していくのもこの時期です。
矯正治療をおこなううえで、成長期のお子様の矯正治療では、患者さんがどのような成長発育段階なのかの判断が非常に重要になる場合があります。これを診査するために手のレントゲン写真を撮影したり、女性の場合には初潮の有無をお尋ねする場合があります。
とくにうけ口骨格性反対咬合)の治療では、身長の伸びとにともないうけ口の程度が強まるので、思春期最大成長を過ぎたかどうかや、成長が完全に終了したか、などの判断が重要になります。最終的な歯列矯正の方針決定は身長が止まるまで待つ場合もあります。
骨格性上顎前突の場合には、この時期を利用して下あごの成長を促進できる場合もあり、いずれの場合も成長発育段階を考慮した治療方針が重要になります。

 

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