反対咬合(はんたいこうごう)

(anterior) crossbite, reversed occlusion

前歯のかみ合わせが逆(下の前歯が上の前歯の前方でかんでいる)の状態の不正咬合のこと。俗称でうけ口といわれることもあります。
原因が骨格のバランスによるもの(骨格性反対咬合)、歯並びによるもの(歯性反対咬合)、顎をずらして咬まざるを得ない状態のため反対咬合になっているもの(機能性反対咬合)があります。
治療方法は反対咬合の原因や、お子様の年齢・成長発育段階により異なります。
骨格性の反対咬合の場合には、10歳までには上あごの骨の成長促進をおこなったほうが良い場合があるので、反対咬合の症状がある場合には、小学校低学年のうちには矯正専門医にご相談ください。
最終的な永久歯列期の歯列矯正の時期もまた、反対咬合の原因により異なってきます。とくに骨格性の反対咬合場合には、身長が伸び終わるまで治療方針の確定を待つ場合もあり、男子の場合は18歳頃まで最終的な歯列矯正を開始できない可能性もあります。
原因、性別、年齢などで治療の方針や時期が異なるタイプの不正咬合なので、早期に専門医にご相談されて、治療時期について知っておくことがおすすめです。
 
関連
下顎前突 
思春期最大成長 
骨格型 
機能性反対咬合 

 

当サイトのサイト内検索はyahooの検索エンジンを利用しています。そのため、矯正用語の追加・修正・編集の直後はインデックスされていない場合もありますので、サイト内検索ではお探しの矯正用語が見つからない場合には、五十音順の登録単語一覧から探してみてください。