保定（ほてい）

retention

矯正治療で実現した歯並びやかみ合わせなどを、経過観察しながら安定をはかる期間をいいます。
歯列矯正のブラケットが外れても、すぐに何もしなくてよくなる訳ではなく、だいたいの場合保定装置という現状維持用の矯正装置を使いながら様子をみていきます。とくに治療終了直後は後戻りが非常に起きやすい時期なので、治療そのもの以上に保定観察は大切です。
とはいえ歯を動かす治療中と比べれば、通院間隔も数ヶ月に１度程度になることが多く、また、着脱式の装置や、歯の裏側での固定など、生活に占める矯正治療の負担はぐっと軽くなります。
ここで手を抜くとすべて水の泡になりかねないので、きちんと矯正医の指示を守って、最後まで頑張ってください。
口腔習癖の強い患者さんでは、後戻りがとても起きやすいため保定装置の使用が非常に重要になります。保定装置の利用頻度を減少できるようにするためにも、癖が消退するように努めていただくことも非常に大切です。

関連→保定装置

 

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